失語症リハの現場で新人 ST がまず直面するのが「紹介状や急性期サマリー、画像所見をどこから読めばいいの?」という悩み。情報精査の“黄金順序”を整理しました。

紹介状を開くときは、まず脳画像と発症日、それから NIHSS と嚥下歴を確認しよう。



言語所見は後でいいんですか?



うん。訓練制限に直結するのは画像で把握できる病巣と合併症だからね。



ICU 滞在歴はどこをチェックしますか?



意識レベルの推移が分かるグラフの有無。LOC と GCS スコアを見ると良いよ。



言語所見を読むのは最後?



最後で OK。まずリスクを把握し、安全に訓練できる土台を確認しよう。



今日から「画像→合併症→LOC→言語所見」の順でルーチン化します!
🔑 Key Point|要点整理
- Why:安全・迅速に訓練可否を判断するためには「病巣」と「全身状態」の把握が最優先。
- How:
- 画像(CT/MRI)で病巣と出血・浮腫を把握
- 合併症(嚥下障害・感染症)と NIHSS で重症度確認
- LOC(Loss of Consciousness)/
GCS/JCS 推移で覚醒レベルを確認 - 最後に 言語所見 を精読し評価計画を微調整
- Tip:紹介状 PDF を開いたら[Ctrl+F]で “NIHSS” “GCS” を即検索し、数値をメモしておくとカンファで瞬時に共有できる。
📝 Memo|参考資料
- 評価ツール:NIH Stroke Scale(NIHSS)、Glasgow Coma Scale(GCS)、Japan Coma Scale(JCS)
- 文献リンク:日本脳卒中学会「急性期脳卒中治療ガイドライン 2024」/NIHSS 最新版 PDF



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