【新人 ST の壁 #1】前院・急性期情報のどこを優先して読むべき?

前医・急性期情報のどこを優先して読むべき?

失語症リハの現場で新人 ST がまず直面するのが「紹介状や急性期サマリー、画像所見をどこから読めばいいの?」という悩み。情報精査の“黄金順序”を整理しました。

かに3

紹介状を開くときは、まず脳画像と発症日、それから NIHSS と嚥下歴を確認しよう。

K子さん

言語所見は後でいいんですか?

かに3

うん。訓練制限に直結するのは画像で把握できる病巣と合併症だからね。

K子さん

ICU 滞在歴はどこをチェックしますか?

かに3

意識レベルの推移が分かるグラフの有無。LOC と GCS スコアを見ると良いよ。

K子さん

言語所見を読むのは最後?

かに3

最後で OK。まずリスクを把握し、安全に訓練できる土台を確認しよう。

K子さん

今日から「画像→合併症→LOC→言語所見」の順でルーチン化します!

🔑 Key Point|要点整理

  • Why:安全・迅速に訓練可否を判断するためには病巣全身状態の把握が最優先。
  • How
    1. 画像(CT/MRI)で病巣と出血・浮腫を把握
    2. 合併症(嚥下障害・感染症)と NIHSS で重症度確認
    3. LOC(Loss of Consciousness)/
      GCS/JCS 推移で覚醒レベルを確認
    4. 最後に 言語所見 を精読し評価計画を微調整
  • Tip:紹介状 PDF を開いたら[Ctrl+F]で “NIHSS” “GCS” を即検索し、数値をメモしておくとカンファで瞬時に共有できる。

📝 Memo|参考資料

かに3

あなたなら紹介状のどの項目から読み始めますか? コメント欄でベストプラクティスをシェアしてください!

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この記事を書いた人

言語聴覚士/公認心理師
病院、療育、就労支援での経験から、
『具体的に動くことで、具体的な反応が得られる』を心掛けて、 日々臨床に四苦八苦中。

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